奈良の移動を語る上で欠かせないのが、大手私鉄である近畿日本鉄道との密接なコードシェア的連携だ。駅からの二次交通としてバスが綿密にダイヤ組みされており、斑鳩エリアをはじめとする歴史的スポットへのアクセスをシームレスに結んでいる。
かつて聖徳太子が建立した法隆寺や法起寺を巡る観光路線は、鉄道とバスの共通フリー切符を利用することで、圧倒的にお得かつスムーズに移動できる。さらに、近鉄大和八木駅から和歌山県の紀伊勝浦までを結ぶ日本一の長距離路線「八木新宮特急バス」は、全長166.9km、高速道路を使わない一般道バスとして全国のファンを引きつけてやまない。単なる移動手段を超えたロマンがここにある。