実際にボン・ボヤージュの1階設備を利用したゲストのリアルな体験談からも、このフロアの特異な立ち位置が浮き彫りになっています。
都内から定期的にパークへ通う20代の年間パスポート所持歴のある女性は、次のように語ります。
「朝8時過ぎに舞浜に着いたとき、駅のトイレはいつも大行列。でもそのままペデストリアンデッキを歩いてボン・ボヤージュの屋外階段を下り、1階のトイレに向かうと驚くほどスムーズに入れます。このルートを知っているだけで、朝の貴重な15分を無駄にせずに済むのが本当に助かっています」
一方、家族連れで訪れた40代男性からは、予備知識がなかったゆえの失敗談も聞かれました。
「2階でお土産を選んでいる最中に子どもが急に『トイレに行きたい』と言い出し、売り場内を探し回りましたが見当たらず焦りました。キャストさんに聞いて初めて『1階に降りなければならない』と知り、混雑する人混みをかき分けて中央階段へ。ベビーカーを押していたのでエレベーターを待つ時間も含めて冷や汗をかきました。店内にトイレがないことは最初から知っておくべきでしたね」
現場を歩くと見えてくるのは、2階の非日常的なエンターテインメント性と、1階の極めて現実的な機能美のコントラストです。夢の世界のゲートウェイでありながら、こうした実用動線がしっかりと機能している点に東京ディズニーリゾートの空間設計の深さが垣間見えます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
都市工学や商業施設の行動動線分析の観点から見ても、ボン・ボヤージュの2層構造は秀逸な歩車分離・機能分散のモデルといえます。しかし、訪問者の目的によっては利用価値が大きく分かれます。
【ボン・ボヤージュ1階の利用をおすすめできる人】
- 舞浜駅到着直後、改札付近の激しいトイレ混雑を回避して身だしなみを整えたい人
- 車で訪れ、短時間でお土産の購入や受け取りを済ませてスムーズに出庫したい人
- 2階でのショッピング前に大型手荷物をロッカーへ預け、身軽に動きたい人
【1階への立ち入りに慎重になるべき人・向いていない人】
- お土産や新作グッズを真っ先に物色したい人(売り場は2階のみのため、1階へ降りる時間そのものがロスになります)
- ディズニーホテルへの手荷物配送サービスを期待している人(駅前のウェルカムセンターへ向かうのが正解です)
- 足元が不安定な方で、階段移動を極力減らしたい人(中央エレベーターの場所を把握していないと無駄な往復を強いられます)