岩手県内の登録ロードサイドステーションは現在35カ所を超え、各駅が提供する体験価値の多層化が進んでいます。かつてのドライブイン型物販から脱却し、地方創生交付金や民間活力の導入によってリニューアルや新規整備が相次いだ結果、来訪者の滞在時間はここ数年で大幅に伸長しました。
国土交通省東北地方整備局や自治体観光課の調査資料が示す通り、三陸沿岸エリアと内陸高規格道路(東北横断自動車道釜石線・秋田線)のネットワーク化によって、周遊ルートの自由度が飛躍的に向上。これに伴い、「旅の途中で寄る場所」から「その駅を目的にハンドルを握る場所」へと人々の行動様式が変化しています。特に家族層やシニア層のロングドライブにおいて、衛生面とアメニティが整った中核施設への集中傾向が鮮明になっています。