南米アマゾンの熱帯雨林に広がる先住民居留地では、アフリカとはまた異なる過酷な現実が存在します。アマゾン部族の生活実態を調査する現地NGOのレポートによると、ヤノマミ族やカヤポ族の少女たちは、幼少期から薬草の採取、キャッサバ芋の栽培、川での漁など、森林生態系と完全に共生した高度なサバイバル技術を習得します。
初潮を迎えた少女は、村の長老女性たちによって共同住居(シャボノ)の一角に作られた隔離スペースへ案内され、外界から遮断された状態で伝統的な教えを受けます。この儀礼は単なる性教育にとどまらず、森の精霊「シャポリ」と調和して生きるための神聖な規律を叩き込む場として機能しています。
一方で、熱帯雨林の奥深くに潜む未接触部族の現在は、極めて深刻な危機に瀕しています。ブラジル国立先住民保護財団(FUNAI)の監視データによれば、アマゾン盆地には依然として外部社会との接触を持たない孤立部族が多数存在しますが、違法な金採掘業者(ガリンペイロ)や不法伐採者による領域侵犯が後を絶ちません。
近代的な免疫を持たない未接触部族の少女たちにとって、インフルエンザや麻疹などの外部ウイルスは集落を全滅させかねない致死的な脅威です。さらに、採掘現場から流出する有害な水銀による河川汚染が、胎児や成育期の少女たちの健康を蝕む事態も報告されています。これに対し、外部の教育を受けた先住民の若い女性たちが法廷に立ち、国際社会へ保護を訴える権利擁護運動の先頭に立っています。