大手声優養成所や民放キー局のアナウンサースクールでの指導現場を取材すると、指導者が受講生の癖として真っ先に指摘するポイントには共通点があります。
現場のボイストレーナーは次のように語ります。「多くの初心者は、後半の早口言葉パートに入ると声のピッチ(音高)が急激に上がり、喉締め発音になってしまいます。大切なのは、早口になる箇所ほど下腹部に重心を置き、声のトーンを安定させることです」。
【プロの結論】効果を最大化できる人・伸び悩む人の判断基準
外郎売を練習に取り入れるにあたり、自身がどのようなアプローチをとるべきか確認しましょう。
【劇的に上達する人の特徴】
- 最初はメトロノームを使って極めて遅いテンポ(BPM=60〜80)から正確に発音している。
- 言葉の意味を情景としてイメージしながら、客席やカメラの向こうに届ける意識を持っている。
- スマートフォンのボイスメモ等で自分の音声を録音し、濁音や鼻濁音の濁り、語尾の消えを客観的にチェックしている。
【練習しても伸び悩む人の特徴】
- 最初から原稿を早口で捲し立て、噛んだら最初からやり直すだけの反復をしている。
- 言葉の意味(薬の名前や江戸・小田原の地名など)を調べず、単なる記号として読んでいる。
- 姿勢が前かがみになり、胸式呼吸のまま喉の力だけで押し出している。