キスカ島撤退作戦の真相|死傷者ゼロを実現した決断と奇跡の全貌

キスカ島撤退作戦の真相|死傷者ゼロを実現した決断と奇跡の全貌

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日本軍の完全撤退を知らないアメリカ軍は、8月15日、約3万4,000名の兵力をもってキスカ島への大規模上陸作戦「コテージ作戦」を決行しました。アッツ島での死闘を経験していた米軍は、キスカ島でも凄惨な地下壕陣地戦を想定し、猛烈な艦砲射撃と航空爆撃を加えた後に上陸を開始しました。

しかし、島内にはすでに日本兵は一人もいませんでした。極度の緊張状態と深い霧の中、米軍部隊同士が互いを敵軍と誤認して激しい銃撃戦(フレンドリー・ファイア)を展開。さらに日本軍が残していったブービートラップ(地雷)や、米駆逐艦「アブナー・リード」の触雷沈没などにより、戦死者100名以上、負傷者約200名という甚大な被害を被ることとなったのです。

後に島が無人であった事実を知った米軍首脳部は大きな衝撃を受け、米軍の戦史記録においてキスカ島撤退作戦は「パーフェクトなステルス作戦」「歴史上最も巧妙な脱出劇」として記述されることになりました。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。