多くの利用者が「以前と違う」と痛感している最大の要因が、各種手数料の新設および引き上げです。背景にあるゆうちょ銀行の手数料改定理由について、金融アナリストや同行の決算説明資料は、長期にわたる超低金利環境下での運用収益低下に加え、現金を物理的に輸送・保管・管理するための莫大な「現金ハンドリングコスト」と、サイバー攻撃に対抗するセキュリティ投資の増大を挙げています。
かつては「硬貨を何枚預けても無料」「曜日を問わずいつでも手数料ゼロ」が当たり前でしたが、現在は窓口・ATMともに硬貨の枚数に応じた取扱料金が厳格に設定されています。特に注意したいのが、日常生活に直結するゆうちょ銀行ATM手数料無料の時間帯のルールです。
郵便局やゆうちょ銀行の店舗内に設置された「自行ATM」を利用する場合、通常貯金の預け入れ・引き出しは平日の日中(主に8:45~18:00)および土曜・日曜・祝日の所定時間帯において原則無料が維持されています。しかし、駅構内やファミリーマートなどに設置されている小型ATM、あるいは他行・提携ATM(セブン銀行やローソン銀行など)を利用する際は、平日昼間であっても1回あたり110円〜220円(税込)の利用手数料が加算される仕組みへと移行しました。
「郵便局の緑の機械だと思って使ったら提携コンビニATM扱いで手数料を取られた」という苦情がネット上で散見されるのは、設置拠点ごとの手数料区分が複雑化しているためです。現金を頻繁に出し入れする生活スタイルの場合、月数回の引き出しだけで年間数千円の手数料が目減りする計算になります。