夕方になるとスマートフォンの文字が急に読みづらくなる。ピントを合わせるのに数秒のタイムラグが生じる。いわゆる「スマホ老眼」に悩む20代から40代が急増中だ。
パソコンやタブレットなどのディスプレイ端末を長時間使い続けることで生じる心身の不調は、医学的には「VDT症候群(Visual Display Terminal症候群)」として知られる。視力低下だけでなく、ドライアイ、肩こり、さらには自律神経の乱れによる倦怠感や不眠まで引き起こす現代病だ。画面との距離が近く、瞬きの回数が通常の3分の1程度にまで激減することが、眼球周囲の血流停滞に拍車をかけている。