作品の中心人物であるルルーシュ・ランペルージは、アニメ史にその名を刻む稀代のアンチヒーローだ。他者に絶対の命令を下す力「ギアス」を手に入れ、巨大な帝国に対してたった一人で反逆の狼煙を上げた彼の生き様は、放送開始から長い年月が経過した今なお色褪せることがない。
鬼才・谷口悟朗監督の手によって生み出された緻密な群像劇と予測不能なピカレスク・ロマンは、従来のロボットアニメや学園ものの枠組みを軽々と破壊した。主人公でありながら時に悪名を背負い、冷徹な戦略と人間味あふれる葛藤の間で揺れ動くルルーシュのカリスマ性は、世界中の視聴者の心を掴んで離さない。