現在の東京における飲食トレンドは、単に「美味しいものを食べる」ことから、「どのような空間で過ごすか」という体験価値へとシフトしている。ふじ屋は、伝統的な赤提灯の熱気を残しながらも、コンクリート打ちっぱなしの壁やスタイリッシュな照明を取り入れた「ネオ居酒屋」の先駆者だ。
オープンキッチンを囲むカウンター席では、目の前で繰り広げられる焼き手のダイナミックなパフォーマンスを特等席で楽しめる。このライブ感こそが、デジタルネイティブ世代や、カジュアルなデートスポットとしてこの店を選ぶカップルたちに刺さっているのだ。