名脇役としての地位を決定づけたのが、テレビ朝日の二大看板シリーズにおけるレギュラー出演です。彼女が演じたキャラクターは、いずれも作品に欠かせない清涼剤として長年愛されました。
『京都地検の女』では、名取裕子演じる検事・鶴丸あやを支える事務官・柿野たまき役を熱演。検察庁内のコミカルな日常会話から、あや検事の鋭い主婦の勘に巻き込まれるリアクションまで、抜群のテンポ感で演じ切りました。また、『鉄道捜査官』シリーズでは、沢口靖子演じる主人公・花村乃里子警部補の頼れる部下、小日向典子捜査員として、現場の鑑識や聞き込み捜査を誠実にこなす姿が印象的でした。
リアルタイムでドラマを視聴してきたファンや、SNS上のドラマコミュニティでは、現在も次のような生の声が寄せられています。
「サスペンスの再放送を見ていて、小林千晴さんが出ていると画面に不思議な安心感が生まれる。主役を引き立てながら、自分もしっかり印象を残す名手」(50代・ドラマファン)
「『京都地検の女』の事務官トリオの掛け合いが本当に好きだった。あの明るさと親しみやすさは、彼女自身の人柄の良さが滲み出ているからだと思う」(40代・女性)
主役を食ってしまうような過剰な自己主張を排し、シーン全体のリアリティを底上げする技術。これこそが、制作スタッフが何シーズンにもわたって彼女を起用し続けた決定的な理由です。