手帳を華やかに彩りたい手帳デコ初心者にとって、最も手軽で失敗が少ない武器がシールとマスキングテープです。ただし、適当にペタペタと貼るだけでは一昔前のプリクラ帳のような幼い印象になりかねません。プロのデザイナーも実践する配置のセオリーを取り入れる必要があります。
まず押さえるべきは、シールデコ実例で頻繁に用いられる「視線誘導の三角配置(トライアングル・レイアウト)」です。見開き2ページの中で、大きめのモチーフシールを「左上・右中央・左下」のように不等辺三角形を描く位置に配置します。これにより紙面全体に心地よいリズムが生まれ、適度な余白が計算された抜け感へと昇華されます。透明感のあるクリアマステ素材やトレーシングペーパー素材のシールを選べば、日付や文字の上に重ねて貼っても圧迫感がありません。
一方、マスキングテープ活用法で最も効果的なのは「枠線の代用」と「見出し座布団」です。ページの外枠をぐるりと囲むのではなく、ウィークリーの区切り線として細幅(3mm〜5mm)のマステを1本引くだけで、紙面がキリリと引き締まります。また、幅広のマステを手でちぎって貼り、その上にゲルインクボールペンでタイトルを書き込む「座布団テクニック」は、定規を使わずに温かみのあるこなれ感を生み出す秀逸な工夫です。