ターニングポイントとなったのは、プロレスラー・デビル雅美を演じたNetflixオリジナルドラマ『極悪女王』だ。過酷なトレーニング、数キロ単位の増量、そして激しいリング上での泥臭いアクション。
かつての「清潔感あふれるアイドル女優」の面影はそこには一切なかった。リングの上で汗と血にまみれ、鋭い眼光で相手を睨みつける姿に、批評家たちも息をのんだ。もはや誰も彼女を「事務所の力で売れたタレント」とは呼べなくなった。不格好で、泥臭く、しかし圧倒的に美しい役者としての本能が、あの作品で完全に解き放たれたのだ。