男池の水を求めて多くの人々が訪れるのが男池湧水群の水汲み場です。「現地の湧水は直接飲めるのか」という疑問を持つ旅行者も多いですが、結論から言えば湧きたての水はそのまま飲用可能であり、極めてまろやかで口当たりの柔らかい名水として広く愛飲されています。ただし、安全かつ持続可能な利用のために、知っておくべき明確なルールが存在します。
まず厳重に注意すべきは、「男池の湧水口(池の本体)に直接容器を浸けて水を汲む行為は禁止」されている点です。景観保全と池の水質維持のため、水汲み専用のパイプが引かれた取水場(駐車場および遊歩道入口付近)が整備されています。ポリタンクやペットボトルへの給水は必ずこの専用水汲み場で行うのが絶対的なルールです。
また、男池の遊歩道入口では、美化清掃と環境維持を目的とした清掃協力金(高校生以上1人100円)の支払いが求められます。地元保存会や自治体関係者の説明によると、この協力金は遊歩道の倒木撤去、木道の手入れ、仮設トイレの衛生管理などに充当されており、わずか100円の負担が国立公園特別保護地区の美しい環境を維持する生命線となっています。