Q1:『こころ』の主題やテーマを一言でいうと何ですか?
A1:人間の根源的な「エゴイズム(利己心)」と、それに伴う「孤独と罪悪感」です。親友を裏切ってまで愛を手に入れようとした人間の弱さと、自ら犯した罪によって自滅していく人間の心の暗部を描いています。
Q2:なぜ先生はお嬢さん(妻)に過去の真相を話さなかったのですか?
A2:妻の純白な記憶と心を汚したくなかったためです。自分が親友を殺したも同然であるという醜い真実を知れば、妻は「自分のせいでKが死に、先生を苦しめた」と一生苦しむことになるため、先生は秘密を墓場まで持っていく道を選びました。
Q3:先生の遺書を受け取った「私」はその後どうなったのですか?
A3:作中では「私」が東京行きの汽車の中で遺書を読み終えたところで物語が終わるため、その後の行動は描かれていません。父の死に目に間に合わなかった可能性や、先生の妻と対面したかどうかの解釈は、読者の想像に委ねられています。