まちづくりの成功モデルとして全国から見学者が絶えない都城市立図書館。その周辺エリアには、若い起業家やクリエイターが集まり、次々とユニークなカフェが誕生している。図書館で本を借りた後に立ち寄り、静かに読書と洋菓子を楽しむスタイルが市民の間で完全に定着。人の流れが大きく変わった。
この動きは、地域の飲食業だけでなく観光業全体にも強烈な波及効果をもたらしている。かつて都城の観光といえば温泉や歴史散策が中心だったが、現在では「カフェ巡り」そのものが主要な旅行動機に昇格。週末になると福岡や熊本、鹿児島からのドライブ客が押し寄せ、周辺の土産物店や宿泊施設にも活気をもたらすなど、街全体の回遊性を高めるエンジンとなっている。