田代まさし「ミニにタコ」迷言の真実と盗撮騒動の裏側、現在の姿

田代まさし「ミニにタコ」迷言の真実と盗撮騒動の裏側、現在の姿

田代まさし「ミニにタコ」迷言の真実と盗撮騒動の裏側、現在の姿の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

事態が動いたのは2000年9月。都内の駅階段で、ハンディカムを手にした田代まさしが女性の足元にカメラを向けた行為が発覚した。適用されたのは東京都の迷惑防止条例違反だ。事件そのものの悪質さもさることながら、社会に強烈なインパクトを与えたのは、その後に開かれた緊急記者会見の模様だった。

フラッシュの嵐の中、黒のスーツ姿で現れた彼は、緊張と焦燥で固まっていた。リポーターからの「なぜそんな場所でカメラを回していたのか」というストレートな問いに対し、彼は「ミニスカートの映像を集めて『ミニにタコができる』というギャグビデオを作ろうとしていた」と答えたのだ。慣用句の「耳にタコができる」をもじった苦しすぎる駄じゃれ。集まった報道陣の間には、一瞬の静寂と、それに続く呆れたような溜息が漏れた。後年、関係者が語ったところによれば、あの発言はあらかじめ準備された弁明ではなく、追い詰められた彼が瞬時に繰り出そうとして失敗した、哀しき「芸人骨脳」の暴走だったという。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。