Q1:カフェオレ斑は大人になってから急に増えることはありますか?
A1:大人の肌に新しくできる茶色いシミのようなあざは、カフェオレ斑ではなく「老人性色素斑」や「脂漏性角化症(イボ)」、あるいは摩擦による「炎症後色素沈着」であることが大半です。思春期を過ぎてから真性のカフェオレ斑が多発することは稀であり、成人以降に多発性の茶あざが急速に出現した場合は、皮膚科でダーモスコピー検査等の鑑別を受けることが推奨されます。
Q2:保育園や幼稚園に入る前にレーザー治療で消しておくべきでしょうか?
A2:早期治療を急ぐ必要性は必ずしも高くありません。乳幼児期は肌が薄いためレーザーの深達度が高いという利点がある反面、治療に伴う激しい恐怖心や、術後の患部保護(遮光テープを剥がしてしまう等)の難しさが伴います。また、50〜80%の高い再発率を考慮すると、「入園前に綺麗にしたはずが、登園開始後に再発してしまった」という事例も散見されます。患部の位置と本人のメンタルを踏まえ、専門医と慎重に協議してください。
Q3:兄弟や親族に同じアザを持つ人が誰もいない場合でも、遺伝性疾患の可能性はありますか?
A3:可能性は十分にあります。カフェオレ斑が多発する代表的疾患である神経線維腫症1型(NF1)は、新規患者の約50%が「孤発例(家族に患者がいない突然変異)」です。親族に既往歴がないからといって除外診断にはなりません。個数が診断基準(小児で5mm以上が6個以上)を満たしている場合は、家系に関わらず一度小児科や専門外来へ相談することが正しい初動となります。