美白サプリをめぐっては、科学的根拠が不十分な都市伝説や、リスク管理に対する誤認が依然として存在します。
誤解1:「L-システインを飲むと白髪が増える」の真相
ネット上で頻繁に囁かれる「L-システインで白髪が増える」という噂ですが、大規模な臨床研究においてL-システインの内服と白髪発生の直接的な因果関係は証明されていません。メラニン合成を抑える作用があるため、「毛根のメラノサイトにも影響するのではないか」という仮説から生まれた懸念ですが、規定用量(1日240mg以内)を遵守している限り、過度に恐れる必要はありません。どうしても不安な場合は、毛髪形成に関与するビオチン(ビタミンB7)を併せて摂取する対策が一般的に推奨されます。
誤解2:「たくさん飲めば飲むほど早く白くなる」という過剰摂取の危険性
水溶性ビタミンCであっても、1度に大量摂取すると浸透圧性の下痢や胃部不快感を引き起こすリスクがあります。さらに、トラネキサム酸は血栓を溶かす酵素を抑制する性質があるため、過剰摂取や長期間の漫然とした服用は血栓塞栓症(深部静脈血栓症など)のリスクを高める要因となります。ピル(低用量経口避妊薬)を服用している方や、喫煙習慣のある方、血栓症の既往がある方は、自己判断でのトラネキサム酸高用量摂取は絶対に避けなければなりません。