数字以上に熾烈なのが、グラウンド上で投げる本人の肉体感覚です。前半戦を終えた際、現地メディアの囲み取材で今井投手が漏らした「自分の感覚と実際の結果が一致していない」という告白は、現地でも大きく取り上げられました。
NPBに比べて傾斜がきつく硬いMLBのマウンドは、踏み込んだ前足への反発力が劇的に異なります。今井投手のダイナミックな投球フォームは、わずか数ミリのズレによってボールが抜ける原因となり、カウントを悪くして痛打を浴びる悪循環を生んでいました。
現地ヒューストンのファンコミュニティやSNS(RedditやX)における海外の反応・ネットの声を検証すると、手厳しい批判と熱烈な擁護が二分しています。
「球速99マイルとあの落差のスライダーを持っている投手が、なぜ突然ストライクが入らなくなるんだ?」といったフラストレーション混じりの意見がある一方、現地のアナリストからは「直近2登板の連続二桁奪三振を見ただろう。フォームの微調整がハマったときの彼はサイ・ヤング賞級のエースに見える」と、適応の兆しを高く評価する声が急速に増えています。