クラスTシャツ作りで最もトラブルになりやすく、実行委員が細心の注意を払わなければならないのが「著作権・商標権」の問題です。
インターネット上には有名クラブ(レアル・マドリード、FCバルセロナ、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンなど)のユニフォーム画像が溢れており、「あのデザインと全く同じものを作りたい」と希望する生徒は少なくありません。しかし、プロチームのエンブレム、公式スポンサーロゴ、ブランドロゴ(アディダスの3本線やナイキのスウッシュなど)をそのままコピーして業者に発注することは明確な権利侵害に当たります。
「学校行事の私的利用だから許されるのでは?」という誤解が根強く存在しますが、営利企業であるプリント業者に発注して製作する行為は私的使用の範囲(著作権法第30条)を超えており、法的にアウトです。信頼できる優良業者であれば、公式ロゴのコピー注文は入稿段階で即座にキャンセル・差し戻しとなります。
トラブルを回避しつつオシャレに仕上げるためには、以下のルールを徹底することが肝要です。
- エンブレムはパロディ・オリジナルに変更:実在の紋章をそのまま使わず、クラスのシンボルマークや担任の似顔絵、クラス番号をモチーフにしたオリジナルグラフィックに差し替える。
- スポンサーロゴ部分を独自テキストに:胸の中央に入るスポンサーロゴの位置に、クラス目標や学校名、担任の口癖などを配置する。
- ベースデザイン(柄やストライプ)は汎用テンプレートを活用:ストライプやグラデーションなどの幾何学模様自体には著作権が発生しにくいため、業者が用意している合法的なデザインベースを活用する。