かつての広島駅は、新幹線に乗る前に急いでお好み焼きを胃袋に流し込む場所でした。しかし、新駅ビルの全面開業を経た現在、その常識は過去のものです。駅直結の飲食フロアには、立ち飲みスタイルのカジュアルなバルから、個室完備の本格和食店までがずらりと並びます。
特に目立つのは、昼過ぎから夜遅くまで通し営業を行う店舗の増加です。新幹線の待ち時間というわずかな隙間を狙うだけでなく、ここで飲むこと自体を目的に駅を訪れる地元の若者やグループが急増しています。改札から傘を差さずにアクセスできる利便性は、雨の日の飲み会ハードルを極限まで下げました。