手作りすりごまに関して、インターネット上で散見される危険な誤解が「常温で長期間保存できる」という思い込みです。いりごまの状態であれば常温で数ヶ月持ちますが、外皮を砕いて内部の油脂が空気に触れたすりごまは、極めて酸化のスピードが速いという性質を持ちます。
酸化した油脂は風味が損なわれるだけでなく、体内で過酸化脂質となり胃もたれや老化促進の原因にもなり得ます。手作りすりごまの賞味期限は、常温保存ならわずか数日、冷蔵保存でも約1週間が限界です。
作りすぎて余った場合は、迷わず「冷凍保存」を選択してください。ジッパー付き保存袋に薄く平らに広げて冷凍庫へ入れれば、約1ヶ月間は酸化を最小限に抑え、豊かな香りをキープできます。ごまは油分が多く水分が少ないため、冷凍してもカチカチに固まらず、スプーンですくってそのまま料理に投入できる利便性も魅力です。