ホホバオイルとは、北米やメキシコなどの乾燥地帯に自生する常緑低木「ホホバ(Simmondsia chinensis)」の種子から低温圧搾などで抽出される植物由来の成分です。砂漠の過酷な乾燥環境でも水分を蓄えて生き抜く強靭な生命力を持っており、古くからネイティブアメリカンの間でも傷の保護や肌の保湿に重宝されてきました。
美容成分としての最大の特徴は、一般的な植物オイル(オリーブオイルやアルガンオイルなど)が「トリグリセリド(油脂)」を主成分とするのに対し、ホホバオイルは成分の約90%以上が「ワックスエステル」で構成されている点にあります。
人間の皮膚表面を覆う皮脂膜のうち、約20〜30%を占めているのがまさにこのワックスエステルです。加齢やストレス、間違ったスキンケアによって皮脂中のワックスエステルが減少すると、角層の水分保持力が落ち、乾燥や肌荒れを引き起こします。ホホバオイルは人間の生体成分と極めて似た分子構造を持つため、塗布した瞬間に肌へスッとなじみ、角層のバリア機能を力強くサポートします。