作画の土台となる下書き段階で勝負の8割は決まります。ツインテールのアタリの取り方においてプロが実践しているのは、最初から細かな毛先を描くのではなく、大まかな「帯(リボン)」や「円錐」として捉える手法です。
まず、ハゲ頭の素体に対して「頭部を縦横に横断するセンターライン」と「イヤーライン(耳の位置)」を引きます。結び目を配置したい位置に小さな楕円(ヘアゴムのアタリ)を打ち、そこから毛先に向かって太いリボンを流すイメージでシルエットを決めます。このとき、ツインテールの描き方を簡単にするコツとして、結び目の根元を一度少し持ち上げてから重力で落とす「噴水のようなカーブ」を描くと、ふんわりとした自然なボリューム感が生まれます。
毛束を単一のブロックとして捉えた後、大・中・小の比率(およそ6:3:1)でサブの毛束へと分割していくことで、情報量が整理されつつも硬さのない、柔らかく豊かな広がりを表現できます。