鈴鹿市観光協会も、この熱気あふれるグルメの波を地域の活性化に活かそうと本腰を入れている。従来のアスファルトとエンジンの街というイメージに加え、「食の宝庫・鈴鹿」としてのブランディングを本格化させた。観光業の新たな柱として、モータースポーツ観戦と地元の食巡りを組み合わせた周遊プランを推進中だ。
国際的な大型レースが開催される週末には、サーキット場から港エリアへの周遊バスやシェアサイクルの利用者が急増。モータースポーツの熱狂を体感した後に、港町で静かに極上の鮮魚を味わう――このギャップと体験の深さが、リピーターを惹きつけてやまない理由である。