2020年の不倫報道によって、渡部建が抱えていた地上波レギュラー番組やCM契約はすべて白紙となりました。数千万円規模と報じられた違約金や損害賠償のプレッシャーのなか、活動自粛期間を経て選んだ再起の道は、かつてのテレビタレントの枠組みを超えたものでした。
53歳を迎えた渡部建が公式YouTubeやメディア出演で明かしたところによると、現在の仕事の約8割は「企業向けの講演会・コミュニケーション研修」が占めています。かつて芸能界屈指のMCとして培った会話術、プレゼン能力、そして「天国から地獄へ転落した当事者」としての実体験が、ビジネス界で唯一無二の価値を生み出しています。
企業が彼を講師として招くテーマは多岐にわたります:
- しくじり・危機管理論:自身の過ちと公私における慢心、失墜から学んだコンプライアンス意識とリスク管理。
- 一流のビジネスコミュニケーション術:自著『超一流の会話力』等でも体系化された、相手の懐に入る対話術や雑談力。
- 組織マネジメントと再起のメンタル:どん底の精神状態から自らの足で仕事を作り出すプロセス。
講演会の受講者アンケートやSNSでの口コミでは、「単なる反省弁明ではなく、ビジネス研修として極めてロジカル」「話の構成力と引き込み方が別格で、2時間があっという間だった」と高い評判を獲得しています。芸能人としてのプライドを完全に捨て、裏方・実務家としてクライアントの課題に向き合う姿勢がリピート依頼につながっています。
並行して展開している独自のYouTubeチャンネル『渡部ロケハン』や『渡部のサシ飲み』では、かつての洗練されたグルメキャラとは一線を画す「イジられ役・聞き役」に徹した動画を配信。登録者数も着実に伸ばし、自身の食体験を共有する月額980円のオンラインコミュニティ『アンジャッシュ渡部のくいしんぼ広場』もリニューアルオープンして根強い会員層を維持しています。