組織設計事務所の就職難易度は、日本の全就職市場の中でも最高峰に位置付けられます。採用人数が各社年間で十数名から数十名程度と限られているのに対し、全国の建築学科・大学院からトップ層の学生が殺到するためです。
特に日建設計や三菱地所設計の採用倍率は実質数十倍から100倍超に達します。内定者の多くは東京大学、京都大学、東京工業大学、早稲田大学などの難関大学院修士課程の修了者で占められており、高い学歴水準と質の高い設計ポートフォリオが前提条件となります。
日本設計の採用倍率も極めて高く、インターンシップを通じた早期選考ルートが内定への大きな鍵を握っています。三菱地所設計の就活では、建築的な造詣の深さに加え、街づくり全体をプロデュースするコミュニケーション能力や事業収支感覚が厳しく問われます。
書類選考や面接だけでなく、即日設計試験やプレゼンテーションが課されるケースが通例であり、純粋な設計実力と論理的思考力が選考結果を左右します。