ドコドコの空間設計において特筆すべきは、バンダイナムコアミューズメントが設計した綿密な対象年齢設定と安全設計です。施設が掲げたメインターゲットは6ヶ月の乳児から12歳まででしたが、実質的に最も熱狂していたのは「2歳から8歳前後」のキッズ層でした。
エリア内は年齢や身体能力に応じてゾーン分けされており、ハイハイ期の赤ちゃんが安心して遊べるクッションスペースから、ダイナミックに駆け回れる大型アスレチックまで緻密に配置されていました。なかでも独自のキャラクター「きのぽ」と双方向に対話できるデジタルコンテンツは、画面の中の妖精と本当に会話しているような錯覚を与え、子供たちの探究心と想像力を強く刺激しました。
「体を動かすフィジカルな遊び」と「映像技術を駆使したバーチャル体験」の境界線をなくしたこのアプローチは、現在の室内テーマパーク市場におけるスタンダードの礎を築いたと言っても過言ではありません。