ノンフライヤーでじゃがいもを調理した際に「パサついて美味しくない」と感じる最大の理由は、急激な水分蒸発とデンプンの焦げ付きにあります。一般的な油調では、油が食材の表面を瞬時にコーティングして内部の水分を閉じ込めますが、熱風調理では食材表面の水分がダイレクトに奪われます。
そこで不可欠となるのが、カットしたじゃがいもを冷水に10〜15分ほどさらす工程です。水にさらすことで表面の余分な遊離デンプンが洗い流され、加熱時に外側だけが糊化して硬く固まる現象を防ぎます。デンプンを落とした後は、キッチンペーパーで水気を完全に拭き取ることが、サクサクの皮膜を作る絶対条件です。
さらに、完全なノンオイルにするのではなく、じゃがいも2個に対して小さじ1杯程度の植物油(オリーブオイルや米油)を全体に薄く絡めてください。極薄い油膜が熱伝導を助け、熱風による乾燥を防ぎながら、心地よいクリスピー食感を生み出します。