ファンの間で今なお語り継がれるのが、2018年7月に決断された乃木坂46からの卒業理由です。人気絶頂期にあったグループからの離脱劇には様々な憶測が飛び交いましたが、その真相は極めて明確かつ前向きなものでした。
斎藤ちはるは2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格して芸能界入り。アンダーメンバーとしての苦悩や葛藤を抱えながらも、2014年の10thシングル『何度目の青空か?』で念願の初選抜入りを果たします。しかし、彼女の視線は常にその先の未来を見据えていました。
高校卒業後、難関である明治大学文学部へ進学。芸能活動と学業の過酷な両立を続けながら、大学3年次には民放各局のアナウンサー採用試験に挑戦しました。当時の特番インタビューや手記で語られた「幼い頃からの夢であった、言葉で人の心を動かすアナウンサーになりたい」という強い志こそが、卒業の決定的な引き金でした。
テレビ朝日からの内定通知を勝ち取った後、学業を無事に修めて2018年夏にグループを卒業。単なるタレント活動の延長ではなく、正規の採用試験を突破してジャーナリズムと放送の現場へ飛び込んだプロセスは、元アイドルアナウンサーの中でも異例のストイックさを示しています。