磯ノ浦を語る上で避けて通れないのが「混雑問題」と「ローカルルールの遵守」です。特に週末やうねりがヒットした日、磯ノ浦海水浴場駐車場混雑状況は早朝から極限状態に達します。
ビーチ直近の公営・民間駐車場(合計1,000台超の収容力)は、波がある日の土日祝日には午前6時前後に満車となることが通例です。満車になると周辺の狭い道路で空車待ちをすることは禁止されており、加太方面や和歌山市内への転進を余儀なくされます。確実に駐車するためには、夜明け前の到着を目指すか、荷物をコンパクトにまとめて電車(南海電鉄・磯ノ浦駅直結)を利用するパーク&レールライドが最も賢明な選択肢です。
さらに厳格な運用が行われているのが磯ノ浦サーフィンエリア規制ルールです。例年7月上旬から8月下旬の海水浴シーズン中、海はブイや旗によって「海水浴エリア」と「サーフィンエリア(主に西側テトラ側)」に完全に二分されます。午前8時から午後5時までの間は、サーファーが遊泳エリアへ進入することは固く禁じられています。過去の接触事故を契機に、磯ノ浦振興協会やローカルクラブ、ライフセーバーによる監視体制が徹底されており、境界線付近での強引なライディングは厳しく警告されます。
また、1本の波に1人しか乗れない「ワンマン・ワンウェーブ」の徹底や、沖へ出るサーファーがライディングラインを妨げないためのパドリングルートの選定など、都市近郊ビーチだからこその高いマナー意識が求められます。