原状回復が絶対条件となる賃貸物件でリメイクに挑む際、最大の壁となるのが「退去時に跡を残さず剥がせるか」という点だ。ここでプロが実践している裏ワザが、壁紙の上に直接貼るのではなく、まずマスキングテープや薄手の養生シートを下地に仕込んでおくテクニックである。ベースとなる壁面を保護した上で貼り付けを行えば、数年経過した後でも粘着剤の残留を防ぎ、驚くほどスムーズに原状回復が可能になる。
貼る直前の下処理も完成度を左右する。表面に付着した油分や埃をアルコールスプレーで徹底的に除去し、完全に乾燥させる作業を怠ってはならない。特に賃貸インテリアリメイクの現場では、ほんのわずかな皮脂やホコリが粘着力を半減させる原因となる。角の部分にはドライヤーの温風を軽くあて、素材を柔軟にして貼り伸ばすと、剥がれを防ぎながら吸い付くようなフィット感を生み出せる。