SNSや料理動画で拡散されている情報の中には、実は失敗を招きやすい誤解がいくつか存在します。現場目線でそれらの盲点を検証します。
誤解1:「さつまいもは甘い品種(紅はるか・安納芋)を使えば必ず美味しくなる」
近年の焼き芋ブームで人気の「紅はるか」や「シルクスイート」などの蜜芋系は、糖度が高く水分量が多いため、炊飯器で加熱するとお米の水分と混ざり合ってベチャつきやすくなります。炊き込みご飯に最も適しているのは、適度な粉質感とホクホク感を持つ「鳴門金時」や「紅あずま」「五郎島金時」などのホクホク系品種です。蜜芋系を使う場合は、水加減を通常より大さじ1〜2程度控えめにする調整が必要です。
誤解2:「時短のために早炊きモードで炊いても問題ない」
早炊きモードは急激に加熱するため、大粒にカットしたさつまいもの中心部まで熱が浸透する前に炊き上がってしまい、芯が残る最大の要因となります。必ず通常の白米モード、もしくは具材への熱通りが緩やかな「炊き込みご飯モード」を選択してください。