きらびやかなファッションショーや雑誌のグラビアで笑顔を振りまいていた彼女ですが、その私生活は過酷を極めていました。滋賀県大津市で生まれ育った彼女の幼少期は、父親が牛乳配達会社を経営しており、比較的裕福な家庭環境でした。しかし、彼女が中学校に上がった頃、父親の会社が倒産。自宅や財産が差し押さえられ、数千万円にのぼる莫大な借金を背負うことになったのです。
テレビ特番や自著『Difficult? Yes. Impossible? ...No.』で明かされた当時の生活は、想像を絶するものでした。電話は止められ、食べるものにも事欠き、一枚の卵焼きを家族全員で分け合ったり、ご飯に焼肉のタレやマヨネーズをかけて空腹をしのいだりする極貧生活を経験します。彼女が15歳で芸能界のオーディションに応募した最大の動機も、「芸能人になりたい」という憧れ以上に、「自分が稼いで家族を救い、借金を全額返済する」という強い覚悟からでした。
上京後、モデルとして得た収入の大部分は滋賀の実家へ仕送りされ、生活費や妹弟の教育費、そして借金の返済に充てられました。同じくモデル・タレントとして活躍する妹の高橋ユウ、プロサッカー選手として活躍する弟の高橋祐治、絵画アーティストの長男・高橋源治ら4兄弟は、この苦境を全員で助け合いながら乗り越えていきました。結果として、約十数年におよぶ歳月をかけて家族の借金をすべて完済。その強い責任感と家族愛は、多くのファンや関係者に深い感銘を与えています。