彼女の演技力を改めて強烈に印象付けたのが、映画『キングダム 運命の炎』で演じた闇商人の女頭領・紫夏役だった。主人公の過去を支えるキーパーソンとして、命を賭して義を貫く壮絶な生き様を迫真の演技で体現。短い登場シーンながら、観客の心に深い爪痕を残した。
時代劇から現代劇まで、骨太な人間ドラマを引き寄せる彼女の力は、長年のキャリアで培われた確かな技術と人間的深みによるものだ。海外へ拠点を広げた今も、日本映画へのリスペクトと情熱が揺らぐことはない。むしろ外からの視点を得たことで、日本の物語文化を世界へ伝える架け橋としての役割を自然体で担い始めている。