うだつとは?語源と建築の歴史から学ぶ出世の真相

うだつとは?語源と建築の歴史から学ぶ出世の真相

うだつとは?語源と建築の歴史から学ぶ出世の真相について知っておくべき 注意点を厳選して解説いたします。

Q1:うだつを上げるにはどれくらいの費用がかかったのですか?
A1:江戸時代後期の相場では、家屋本体とは別にうだつの設置だけで数両から十数両、装飾に凝ったものでは現在の貨幣価値にして約200万〜500万円以上に相当する追加費用がかかったと試算されています。基礎工事から瓦の特注、高度な左官技術(漆喰塗り)が必要だったため、まさに富裕層にのみ許された贅沢品でした。

Q2:「うだつ」は現代の住宅にも作ることができますか?
A2:現代の一般的な住宅建築で本来の工法を用いたうだつを新築することは極めて稀ですが、古民家再生や和風デザイン住宅において意匠として取り入れることは可能です。ただし、伝統工法に精通した宮大工や左官職人が必要となり、通常のサイディング外壁等に比べて高額な施工費用が発生します。

Q3:京都の町家にも「うだつ」はありますか?
A3:京町家にも袖壁としてのうだつ(「本うだつ」や1階部分の「袖うだつ」)が存在する建物はあります。ただし、京都の町家は隣家と外壁を完全に共有する長屋形式(連棟建て)が発達したため、美濃や脇町のように屋根から独立して高く突き出す豪華な破風付きうだつよりも、簡素で実用的な袖壁形式が多く見られます。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。