愛猫のストレスを最小限に抑え、安全に処置を行うための猫の肛門腺絞りの正しいやり方を順を追って解説します。事前の準備として、ティッシュペーパーやウェットティッシュ、ペット用消臭スプレー、使い捨てビニール手袋を用意しておきましょう。
基本ポジションは、猫の尻尾の付け根を片手で優しく真上に持ち上げ、肛門を露出させる形をとります。肛門を中心とした時計の文字盤に見立てた場合、「4時と8時の位置」に小豆〜大豆大のふくらみ(肛門嚢)が存在します。
絞り方の具体的な手順は以下の通りです:
- ステップ1(位置の確認):親指と人差し指で4時と8時のふくらみを下側から優しく挟みます。
- ステップ2(覆いの設置):分泌液が勢いよく飛び散るのを防ぐため、肛門全体を厚手のティッシュで覆います。
- ステップ3(下から上への押し出し):指先で強くつまむのではなく、肛門嚢の底から出口(肛門中央)へ向けて「下から上へすくい上げる」ようにソフトな圧力をかけます。
- ステップ4(清拭と消臭):排出された分泌液を速やかに拭き取り、ぬるま湯で湿らせたコットン等で清潔に整えます。
独特の刺激臭に対する猫の肛門腺の臭い対策としては、処置直後に次亜塩素酸水スプレーやペット専用の消臭剤で周囲を拭き取ること、またはシャンプー直前の浴室で処置を行うのが現場で推奨されるベストプラクティスです。