インターネット上の掲示板やSNSでは、「レイはラオウにマントを投げられただけで瞬殺されたため、南斗六聖拳の中でも弱いのではないか」という極端な意見が散見されます。しかし、作中の戦闘力バランスや前後の文脈を精査すると、この評価は明確な誤解であることが分かります。
当時、ケンシロウすらもカサンドラ戦直後で疲弊しており、世紀末覇者ラオウの圧倒的な闘気の前には手も足も出ない状況でした。その中でレイは、生きて帰ることを完全に捨て、自らの命と引き換えに敵を道連れにする究極奥義「断己相殺拳」を選択したのです。ラオウがマントを投げつけて視界を遮った行動は、レイの捨て身の攻撃を真っ向から受け止めれば無傷では済まないという「ラオウ側の警戒心の表れ」に他なりません。
また、秘孔・新血愁による死の激痛で常人であれば指一本動かせない状態にありながら、トキの秘孔治療を経て宿敵ユダを単独で撃破した勝負強さは特筆に値します。コンディション万全であれば、南斗六星の中でもサウザーに次ぐトップクラスの攻撃力を誇っていたことは間違いありません。