性行為後の出血は妊娠?生理や病気との違いと受診目安を徹底解説

性行為後の出血は妊娠?生理や病気との違いと受診目安を徹底解説

性行為後の出血は妊娠?生理や病気との違いと受診目安を徹底解説についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

性行為の後に出血を見たとき、もっとも多くの人が気にするのが「妊娠した兆候ではないか」という点です。しかし、医学的な受精と着床のプロセスを時系列で整理すると、行為の直後(当日や翌日)に出血が起きている場合、それが妊娠成立を告げる着床出血である可能性は理論上あり得ません。

精子と卵子が出会って受精卵となり、細胞分裂を繰り返しながら卵管を通り抜けて子宮内膜に潜り込むまでには、およそ7日から10日前後の日数を要します。受精卵が子宮内膜の血管を傷つけながら潜り込む際に生じるのが着床出血であり、時期的には「行為から約1〜2週間後」、つまり「本来の生理予定日の数日前から予定日前後」に起こるのが一般的です。もし性行為の最中や直後に出血が生じたのであれば、それは妊娠の兆候ではなく、腟粘膜の傷や子宮頸部の疾患など、別の理由を疑うのが医学的な順序です。

また、妊娠初期症状としては着床出血以外にも、基礎体温の高温期継続、胸の張り、軽い下腹部痛、強い眠気や吐き気(つわり)などが挙げられます。ただし、妊娠した女性の中で実際に明らかな着床出血を自覚する割合は全体の10〜25%程度にとどまります。「出血がないから妊娠していない」「出血したから確実に着床した」という決めつけは避けなければなりません。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。