離婚を経て、粗品のクリエイティビティはさらに加速している。YouTubeでの過激なフリップネタや時事放談、個人チャンネルでの深夜配信、さらには精力的なバンド活動や楽曲プロデュースに至るまで、その活動領域はとどまるところを知らない。
元妻との関係性についても、無用な詮索をシャットアウトし、互いの領域を侵害しない大人の距離感を保っている。未練や後悔を語るのではなく、現在の表現にすべてを注ぎ込む。孤独を飼いならし、それを独自の熱量へと変換する作業が、ファンを惹きつけてやまない。
自身が率いるプロジェクトや音楽活動では、剥き出しの感情や葛藤がリリックとして紡ぎ出されることもある。私生活の激動を経験したからこそ生まれた陰影が、彼の作品にこれまでにない深みを与えているのは間違いない。