実業家として多忙を極める傍ら、船坂は散っていった戦友たちの記憶を後世に残すため、筆を執り自伝『英霊の絶叫 玉砕戦アンガウル島顛末記』を上梓しました。戦場の苛烈さと生命の尊厳を克明に記録した同書はベストセラーとなり、多くの読者の胸を打ちました。
船坂が生涯を通じて貫いたのは、アンガウル島をはじめとする戦没者への慰霊と現地への恩返しです。書籍の印税や私財を投じてパラオ現地に慰霊碑を建立し、現地の教育支援やインフラ整備、遺骨収集活動に尽力し続けました。戦友への誓いを果たし続けたその姿勢は、日パラオ友好の礎としても高く評価されています。