競技コントにおいて、ネタ順と順位予想は結果を大きく左右する決定的な変数です。大会規定による出番順の抽選結果は、単なる運にとどまらず、審査員の採点心理や客席の空気感にダイレクトに作用します。
トップバッター(1番手)は基準点を作らざるを得ないため、どんなに爆笑を取っても90点〜93点前後に点数が抑えられる傾向があります。逆に、中盤以降(6番〜8番手)で会場の熱気が最高潮に達したタイミングで登場するコンビは、客席の熱狂が審査員を後押しし、爆発的なハイスコアが出やすい構造を持っています。
さらに、ファイナルステージ進出を果たした3組が直面するのが「2本目のネタ選び」という罠です。1本目で高得点を叩き出した強烈なキャラクターと同系統のネタを重ねるのか、あるいは全く異なる設定で幅の広さを見せつけるのか。過去の敗退例では、1本目の勢いに頼りすぎて展開が読まれてしまったり、逆に変化球を投げて観客を置いてけぼりにしたりするケースが散見されます。2本のネタの「調和と落差」をどう設計するかが、王座獲得の絶対条件です。