蝦夷屋を訪れたら誰もが注文する絶対的エースが、商標登録もされている名物「なまら厚切りジンギスカン」です。「なまら」とは北海道弁で「とても、すごく」を意味しますが、運ばれてきた肉塊を目にすれば、そのネーミングに偽りがないことを実感できます。
一般的なジンギスカン鍋で焼くスライス肉の厚みが数ミリ程度であるのに対し、蝦夷屋の厚切りロースはおよそ1センチメートル以上の極厚カット。網目状に細かく隠し包丁が入れられているため、火の通りが均一で、極厚でありながら歯がすっと入る驚異的な柔らかさを誇ります。表面を強火で香ばしく焼き上げ、中はほんのりレアの状態で頬張れば、ジューシーな肉汁が溢れ出します。
卓上に用意された特製タレは、リンゴや香味野菜をベースにしたフルーティーでキレのある自家製仕立て。厚切り肉の脂とタレが絡み合い、白米はもちろんハイボールやサッポロクラシックが瞬く間に進む設計です。羊肉のイメージを根底から覆すこの一皿こそが、多くの食通を虜にしてやまない最大の武器と言えます。