清田氏のパズドラ不倫がこれほど長く世間の記憶に残り続けている最大の要因は、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の野球ファン向け掲示板「なんでも実況J(なんJ)」における徹底的なスラング化・ミーム化にあります。
当時、流出したパズドラのメッセージ画面に記載されていた「しっかり供養とかはする!」という中絶に対する身勝手な発言は、ネット住人によって即座にネタ化され、登録名をもじった「供養た(くようた)」という蔑称が生み出されました。さらに、試合で活躍した際には「神のパズル」「コンボを決めた」と揶揄され、三振やエラーを犯せば「パズドラのスタミナ切れ」と書き込まれるなど、彼の選手生命が続く限りパズドラの文脈が付きまとうことになります。
掲示板やSNSの投稿ログを分析すると、単なる著名人の不倫であれば時間経過とともに風化していくところを、「パズドラのメール機能で謝罪する」という奇抜すぎる連絡偽装手段と、「供養」というあまりに重い言葉の軽薄な扱いが、ネット特有のブラックユーモアの格好の標的になり続けたことが分かります。結果として、野球に詳しくないライト層にまで「清田=パズドラの選手」という歪んだ認知が浸透してしまいました。