竹内結子さんの急逝直後、芸能界および世間で最も議論を呼んだのが、中村獅童親権と長男の引き取りをめぐる動向でした。2008年に離婚が成立した際、長男の親権は竹内さんが持ち、中村獅童さんは養育費の支払いや定期的な面会を行っていました。
母親が不在となった事態を受け、実父である中村獅童さんは当時、関係者を通じて「実の息子である長男を引き取り、自らの家庭で育てる覚悟がある」という意向を示したと報じられました。獅童さんはすでに再婚しており、現在の妻との間に誕生した男子2人を育てていましたが、責任を果たそうとする姿勢を見せたのです。
しかし、最終的に長男を引き続き育てる道を選んだのは継父である中林大樹さんでした。そこには2つの決定的な理由が存在します。
第一に、長男自身の明確な意思です。当時14歳という物事を十分に判断できる年齢に達していた長男は、「大樹さんと、生まれたばかりの弟と一緒にこの家で暮らしたい」と強く希望したとされています。思春期における家庭環境の劇的な変化を避けたいという本人の気持ちが尊重されました。
第二に、中林大樹さんの不退転の決意です。中林さんは「結子さんが愛した2人の息子を、自分の手で守り抜く」と周囲に語り、実父である獅童さん側とも直接、あるいは代理人を通じて話し合いの場を持ちました。結果として、獅童さん側も中林さんの真摯な覚悟と長男の希望を全面的に受け入れ、「何か困ったことがあれば全面的にバックアップする」という形で合意に至ったのです。現在、竹内結子長男と中村獅童の関係は断絶しているわけではなく、一定の節度を保ちながら影から成長を見守る良好な関係性が維持されています。