自然豊かで学友との距離が極めて近い香美キャンパスの生活様式には、多大なメリットがある半面、見落としてはならない心理的・環境的リスクも存在します。
大学の敷地と住居が一体化し、毎日同じ仲間とだけ顔を合わせる濃密なコミュニティは、環境心理学の観点から見ると一種の「閉鎖的シェルター」として機能します。気の合う仲間同士で閉じた人間関係が形成されると、過度な同調圧力が生まれたり、他者への甘えから生活リズムが乱れる「相互依存(共依存)関係」に陥るケースが散見されます。外部からの刺激が少ない環境下では、自ら能動的に行動を起こさない限り、視野が狭まってしまう危険性を孕んでいるのです。
【プロの結論】香美キャンパスが向いている人・慎重になるべき人の判断基準
受験や進学を検討するにあたり、以下の適性基準を客観的に照らし合わせることを強く推奨します。
【香美キャンパスへの進学をおすすめできる人】
- 周囲の誘惑に惑わされず、プログラミングや研究開発、ものづくりに没頭したい人
- 学寮生活を通じて、生涯にわたる強固な友人関係やネットワークを築きたい人
- 大都市圏の高い生活費を避け、学費・生活コストを抑えつつ質の高い理工系教育を受けたい人
- 自然豊かな環境にストレスを感じず、主体的に学習プロジェクトを立ち上げる行動力がある人
【進学にあたって慎重な検討が必要な人】
- 大都会のショッピングモールやアミューズメント施設での娯楽が生活の必須要素である人
- 一人きりの完全なプライベート空間が常に確保されていないと激しいストレスを感じる人
- 公共交通機関の利便性に極度に依存しており、自転車や原付での移動を好まない人
- 自律的なタイムマネジメントが苦手で、生活リズムが周囲に流されやすい人