SNSや大手レビューサイト、知恵袋などのコミュニティを検証すると、海の幸のお取り寄せや贈答品に関して「写真と実物が違いすぎる」「身入りがスカスカだった」という不満の声が一定数見受けられます。こうしたトラブルの裏には、消費者側が見落としがちな流通構造の落とし穴が存在します。
ネット通販で最も注意すべきは「グレース(氷の膜)」の重量トリックです。冷凍カニやエビは乾燥を防ぐために表面に氷の膜を張りますが、悪質な販売業者では「総重量1kg(グレース込み)、解凍後正味重量600g」といった表記を小さく記載しているケースがあります。「解凍後の正味重量」が明記されているかどうかのチェックは必須です。
また、「〇〇県加工」という表記だけで国産原料だと誤認してしまうトラブルも多発しています。水産物の表示基準では、最終加工地が日本国内であれば「国内加工」と表記できるため、主原料の産地(例:ロシア産、ノルウェー産など)を必ず原材料欄で確認する習慣が失敗を防ぐ防御策となります。