ネット上の掲示板や知恵袋などで頻繁に見られるのが、「福祉センターという名称がついているが、一般のサークル活動や個人利用は門前払いされるのか」という疑問です。取材班が西宮市社会福祉協議会および市の公式資料を精査したところ、結論として一定の条件を満たせば一般市民・一般団体の利用は公式に認められています。ただし、そこには公共施設特有の「設立趣旨」に基づいた厳格なプライオリティ(優先順位)が敷かれています。
当センターの根底にあるのは、障害のある人や高齢者、地域福祉活動に携わるボランティア団体を支援するための拠点という位置づけです。そのため、施設のスケジューリングにおいては以下の段階的制限が課されます。
第1プライオリティは、福祉関係団体や障害者団体による定期利用や行事です。これらが最優先でスケジュールを押さえた後、空いている時間枠に対して初めて一般団体・市民への貸出枠が開放されます。したがって、営利目的の商用セミナーや高額な月謝を徴収する民間教室などは、利用許可の基準から厳しく除外されるか、割増料金の適用対象となります。
「一般利用の条件」をクリアするには、団体の構成員資格(西宮市内在住・在勤・在学者が過半数を占めているか等)や活動内容の非営利性を証明する登録手続きが不可欠です。誰でも自由に飛び込みで使える民間のフィットネスクラブや貸しスタジオとは根本的に思想が異なる点を、まず念頭に置く必要があります。