良かれと思って押した背中を相手が痛がる最大の理由は、指先だけで局所を強く突く「点圧」や、背骨などの骨そのものを直接圧迫していることにあります。筋肉が硬く張っている状態で強い刺激を与えると、身体は防御反応として筋肉をさらに収縮させ、かえってコリや痛みを悪化させてしまいます。
背中マッサージの注意点と禁忌として、背骨の中央にある突起(棘突起)や、折れやすい肋骨のキワを真上から強く押す行為は避けなければなりません。また、急性の炎症や発熱があるとき、食後すぐのタイミングも施術は控えるべきです。力加減は常に「痛気持ちいい」手前のソフトな圧からスタートし、相手の反応を確かめながら進めるのが鉄則です。